各国通貨の特徴~ユーロ
世界各国の主要通貨について、特徴を整理しておきましょう(その2)。
●ユーロ
世界の中心であるドルに対し、唯一代替的な位置付けを持っているのがユーロです。西ヨーロッパのほぼ全域という大きな経済圏に支えられ、ドルに次ぐ取引量を誇ると言うことで、流動性に対する安心感・安定感もあります。
2001年9月の同時多発テロ以降、これまでアメリカだけに依存していた決済や外貨準備といった基軸通貨の役割について、リスク回避を目的とした分散化の動きが世界的に強まっていきました。そういった環境において、ドルの代替として中心的な働きを示しているのがユーロなのです。
ユーロ加盟各国である中央銀行は、ブンデスバンク(ドイツの中央銀行)を中心として、インフレに対する対応が早いこと(インフレファイター)で有名です。また、ユーロという通貨自体にも物価安定への期待が強いことから、通貨保有に安心感が強まり、ユーロの価値を高めています。
要人発言や経済指標の影響要素は、ユーロ全体のものだけでなく、域内最大の経済大国・ドイツの指標や発言の影響力が強くなっているようですから、取引には注意が必要となります。
