株式との違いを知る~市場の動き
FXで儲けを出すために、株式投資を元にFXとの差を確認し、理解を深めていきます。取引内容についての比較の他に、それぞれの市場の変動性や流動性を比較してみましょう。
外国為替市場と株式市場において、相場自体の変動性を比較すると、株式市場の方がはるかに上です。株式市場ならば、株価が1年で2倍になったり1/2になったりする事例は珍しくありません。これに対し、外国為替市場において、レートが1年で2倍になったり1/2になったりするケース(例えばドル円が115円から230円になったり、58円になったりするケース)はかなり特殊と言えます。
ただし、全体の流動性で考えると、外国為替市場は株式市場をはるかに上回ります。世界の外国為替市場の1日当たりの平均取引高は、1兆9000億ドル(日本円で約200兆円。2004年、国際決済銀行調べ)です。これに対し、東京証券取引所の1日の取引高が約1~2兆円ですから、180倍近い取引高ということになります。また、何千という銘柄のある株式市場と違い、外国為替市場の取引通貨ペアはそれほど多くはありません。ですから、一つの通貨ペア当たりの取引量で取引高を割れば、ペアあたりの取引量の多さは容易に分かるのではないでしょうか。
また、株式市場の場合、何かニュースのあった銘柄はすぐにストップ高・ストップ安ということになってしまいます。これは、売り買いがしたくてもできない状況を意味します。しかし、外国為替市場は取引所を介さない取引ですから、ストップ安もストップ高もなく、どんな時でも取引が可能です。2001年9月、アメリカ同時多発テロが発生した時ですら、値動きこそ激しくなりましたが、取引は可能だったのです。
