スワップポイント~外貨預金との差

 FXにおけるメリット・リスクを考える上で重要なスワップポイントですが、FXと同様、日本円に比べ高い外貨建ての金利を狙った投資である「外貨預金」とその違いを比較してみましょう。

 ドル円やポンド円など、外貨の買いポジションを持った場合のスワップポイントは、外貨預金などに比べて、売った方の円の金利支払いがある分、金利が低くなりそうですが、実際にはそんなことはありません。スワップポイントにおける金利は、銀行間の翌日の金利をもとに、コストなどが加味されて決定します。現在、円はゼロ金利状態が続いており、借りてきた場合でもほとんど金利を支払う必要がないのです。

 これに対して、買った方のドルの金利は、銀行が顧客に提供する外貨預金の金利などに比べ、はるかに高い銀行間の金利市場の水準をもとに計算されます。そう考えると、円の分の金利支払いを差し引いても、外貨預金よりもお得な場合が多いのです。

 2006年4月現在の数字で、銀行での外貨預金の水準とスワップポイントの差を比較してみましょう。日本の大手銀行A社のドル円1カ月物外貨定期預金の金利は、3.2%です(3万ドル未満の年率)。これに対して、ドル円の1万ドル買いポジションによるスワップポイントは、1日当たり154円の受け取り。年間に直すと5万6210円。1ドル115円で計算して4.9%にもなります。何とその差が4.9-3.2=1.7%もあるのです。銀行の外貨預金の金利が低すぎるということもあるのですが、これだけ見てもスワップポイントの優位性がわかるのではないでしょうか。