外国為替~円高・円安の言い回し
外国為替取引というものは、既に我々の生活の中で一般的になっています。テレビのニュースで「今日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル115円50銭から55銭、昨日に比べて30銭の円安です」というような報道を聞いたことはないでしょうか?
ただのニュースならば良いのですが、取引を行っているのならば気をつけたいのが、この「円高、円安」という表現です。
例えば、「今日の東京外国為替市場、午後5時の終値は1ドル115円50銭、昨日に比べて1円の円安です」という報道があったとします。
1円の円「安」なのだから、昨日は116円50銭で、そこから今日は115円50銭に「下がった」のかなと思いがちですが、これは全くの逆です。前日まで1ドル114円50銭だったものが、翌日、115円50銭になった場合こそが「円安になった」という表現をします。逆に、1ドル116円50銭から115円50銭になった場合は、「円高になった」ということです。
数字が増えたのに、安いという言い回しをしていることで、やや混乱してしまうかもしれません。これは、ドルを円で買うという考え方をするとわかりやすいでしょう。昨日ならば1ドルを買うのに114円50銭で買えたのですが、今日だと115円50銭なければ1ドルが買えません。すなわち、1円分の円の価値が下がっている、だから円「安」というわけです。
