証拠金について~取引の例
担保として預け入れた証拠金の実際の動きについて、例を挙げて解説します。
例えば、1ドルが115円だった場合、1万ドルの外貨預金をするためには、1万×115円=115万円の資金を用意してドルを買う必要があります。ですが、外国為替証拠金取引では、5万円程度の資金を証拠金として預けることによって、1万ドルの取引が可能になります。
5万円と115万円ですから、これは大きな差です。それでは、その110万円もの差はどのような扱いになるのでしょうか。
実際には、1万ドルを買うにあたって必要な金額である115万円を、取引業者から借りるということになります。この際、借りた担保として、最初に預け入れた金額である、5万円が証拠金として扱われるという考え方をするとわかりやすいのではないでしょうか。
ちなみに、この例のようにドルを買って、その分の円を借りている状態のことを、「ドル円の買いポジションを持つ」と言います。
取引の動きの例として、「1万ドルの買いポジションを持った」後にレートが下がってしまったケースを考えます。1ドル115円のレートが、114円にまで下がってしまったケースです。
この場合、最初に115万円借りたのに対し、レートが下がった後では、持っているドルには114万円の価値しかなくなったことになります。しかし、最初に担保として5万円を預けていることで、損失(115万円と114万円の差)をこの証拠金で補償することで、取引を続けることが可能となるのです。
