資金管理能力を身につける

 FXで儲けるためには、蓄えた知識を活用し、市場を分析することが重要です。しかし、もうひとつ重要なポイントがあります。それは、投資家としての自分を管理することです。そういった管理のひとつ、マネーマネジメントを解説します。
 マネーマネジメントを日本語に直すと「資金管理」という意味になります。すなわち、投資した資金に対して、

・取引金額はいくらか?
・どういった値動きがあるのか?
・どれぐらいの損失が出る可能性があるのか?

 というように、リスクについての管理を続けることが大切なのです。

 知識や経験があり、分析能力が高いければFXで儲けることができる、とは限りません。明日、1時間後、何が起こるか完璧に予測することはできません。自分の判断が外れた時に、その損失を小さく抑えることができなければ、一度の負けでそれまでの勝ちが消えることさえあります。

 相場に100%と言う言葉はありません。市場は公正ですから、誰でも等しく損をする可能性があります。とは言え、損を恐れてポジションを小さくしていては、FXのメリットや大きな収益を得ることはできません。マネーマネジメントにおいて最も重要なのが「負けは当然」だと認識することです。

 確かに、評価損が出てもじっと耐え、儲かるまで待てば、高い勝率の取引は可能です。しかし、評価損が想定外の大きさまで膨らんでしまい、一度で今までの儲けを吹き飛ばしてしまったという例もよくあります。
 株式投資の場合なら、投資金額と取引金額がイコールであれば、投資金額がゼロで終了です。しかし、FXは最初の投資金額以上の取引額(ポジション)を持つことで成り立つ取引ですから、そのポジションから発生する損失は、元の投資金額を容易に上回ってしまいます。評価損だからといって、いつまでも耐え続けることは簡単なことではないのです。

 9勝1敗で負けた時の損失が大きいのは、明らかに賭けの要素が大きすぎます。それよりも、「負けは当然」と考えて1回の負け額を低く抑え、5勝5敗でも1回の負けが小さい方が、FXで投資を続けていく場合、儲けが残っている可能性が格段に高くなるのです。