外国為替とは何か
外国為替とは何か
FX自体は、ここ数年の間で急速に注目されるようになってきましたが、FX以外にも、銀行で扱う「外貨預金」、証券会社で扱う「外貨建てMMF」などのように、外国為替の取引を利用した外貨投資の人気が非常に高まってきています。このblogでは、FX(外国為替証拠金取引)についての説明をしていますが、そもそも外国為替とは一体何なのでしょうか?
ひとことで言ってしまえば、「異なる二つの通貨を交換(両替)すること」です。
日本では円が使われていますが、米国ではドル、西ヨーロッパの多くの国ではユーロというように、当然のことながら使われている通貨は国によって異なります。例えば、パリに旅行に行ったときのことを考えてみてください。円のままでは通貨が異なって買い物に使用できません。そうすると、空港や銀行などで、円をユーロに両替しなくてはなりません。また、旅行が終わって日本に帰国した際、そのまま持って帰ってきたユーロを日本の銀行で円に戻すことでしょう。
この例のように、異なる二つの通貨を交換(両替)することを「外国為替取引」と言い、その交換レート、つまり交換の対比率を決める市場のことを「外国為替市場」と言います。
二つの通貨の交換が行われるのは、旅行に限った話ではありません。企業・商社の場合、海外で商品を売って得た現地の通貨を円に交換したりすることでしょう。また、個人レベルの場合では、海外の高い金利を狙って外貨預金を行うこともあります。
このように、企業・個人を問わず、世界中の色々な場所で、様々な理由・目的から通貨の交換が行われているのです。そのため、外国為替市場は月曜日から金曜日まで24時間休みなく動き、1日の取引額は200兆円以上に上ります。これは、世界で最も大きな市場と言えるでしょう。
なお、本質的には「交換」なのですが、実際の取引では、売買で表すことが一般的です。例えば、ドルを受け取って円を渡す取引を「ドル円を買う」と言います。特に理由はありませんが、片方の通貨をお金ではなく品物として考えた方が、感覚的にわかりやすいからです。
外国為替~円高・円安の言い回し
外国為替取引というものは、既に我々の生活の中で一般的になっています。テレビのニュースで「今日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル115円50銭から55銭、昨日に比べて30銭の円安です」というような報道を聞いたことはないでしょうか?
ただのニュースならば良いのですが、取引を行っているのならば気をつけたいのが、この「円高、円安」という表現です。
例えば、「今日の東京外国為替市場、午後5時の終値は1ドル115円50銭、昨日に比べて1円の円安です」という報道があったとします。
1円の円「安」なのだから、昨日は116円50銭で、そこから今日は115円50銭に「下がった」のかなと思いがちですが、これは全くの逆です。前日まで1ドル114円50銭だったものが、翌日、115円50銭になった場合こそが「円安になった」という表現をします。逆に、1ドル116円50銭から115円50銭になった場合は、「円高になった」ということです。
数字が増えたのに、安いという言い回しをしていることで、やや混乱してしまうかもしれません。これは、ドルを円で買うという考え方をするとわかりやすいでしょう。昨日ならば1ドルを買うのに114円50銭で買えたのですが、今日だと115円50銭なければ1ドルが買えません。すなわち、1円分の円の価値が下がっている、だから円「安」というわけです。
